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2020.11.16更新

華やかなのにコンパクト【三段飾り お雛様】

今日はひな人形の【段飾り】のお話です♪

ひな人形の段飾りとお言えば、スチール製の七段飾りに赤い緋毛氈(ひもうせん)を敷いた

お飾りを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

しかし、現代ではお家事情も変わり、なかなか七段飾りはおけない…という方もいらっしゃるかと思います。

かといって、親王飾りだけではさみしい。三人官女は並んでいた方が華やかでいいな、という方に人気なのが、

【三段飾り】

七段飾りと親王飾りの間にある三段飾りは親王飾りより豪華で、七段飾りよりコンパクト。

サイズも小さなものから大きなものまで豊富にありますよ♪

三段飾りの標準的な構成と飾り方を紹介します。

最上段にはおひな様の象徴である内裏雛。

男雛と女雛が良縁に恵まれますようにとの祈りを込めて飾られます。

その後ろに御屏風、左右に雪洞が並びます。

内裏雛の前にはそれぞれ菱台、中央に三方飾が添えられます。

関東雛では向かって左が男雛、京雛では向かって右が男雛です。

二段目には御内裏様のお世話をする「三人官女」がお祝いの白酒をもって並びます。

真ん中には既婚者で眉を沿った官女が座ります。

向かって左側に銚子を右手に握る官女が立ち、右側に長柄銚子を持つ官女が立ちます。

それぞれの間には高杯が置かれます。

三段目には御姫様の嫁入り道具が並びます。

七段飾りだと箪笥(たんす)・鋏箱(はさみばこ)・長持(ながもち)・鏡台(きょうだい)・

針箱(はりばこ)・火鉢(ひばち)・茶道具(ちゃどうぐ)・御駕籠(おかご)・重箱(じゅうばこ)・御所車(ごしょぐるま)

なのですが、その中からいくつか並べられます。

三段飾りでは、真ん中に重箱、左に御駕籠、右に御所車となるものが最も多い並びです。

そして御道具の両脇には桜橘が並べられます。

京都御所の「左近の桜」「右近の橘」を模しているとされています

組み立て式の三段飾りでは、ひな壇として漆黒の重厚なデザインの物、木目が美しいナチュラルなもの、

各段に畳表が敷かれたもの、桐材を使用した渋くて軽い段など種類も様々あります。

また今人気のある飾りとして、段飾りの中が収納スペースとなる収納タイプもありますよ。

 

ちなみに、こちらの三段飾りのおひな様の寸法は90㎝×75㎝×91㎝

棚板に畳台が組み込まれた木製の組み立て式三段飾り

豪華な衣装着に優しいお顔のおひな様となっております!

桃の節句のひな人形は女の子の成長を祈り、祝うものです。

台を組み立て、人形を並べるのはちょっぴり手間な作業かもしれません。

しかし、そんな飾りつけをする時間こそ、お子様の成長を祈り、感謝し、少しだけ日本を感じる

楽しくて優しい時間でもあるのです。

日本の伝統文化、お子様と是非楽しんでくださいね♪

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