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2021.01.08更新

これぞ河田の原点【籐の乳母車】

【乳母車】この文字を見て、

「懐かしい…」と思う方。

「なんて読むんだ?」と思う方。

色々いらっしゃるかと思いますが、

当店【赤ちゃんデパート河田】の原点はこちらの【乳母車(うばぐるま)】

創業昭和6年。当店の始まりである創業者の河田は籐の乳母車の職人でした。

その後、二代目が籐の製造から販売に手を広げ、赤ちゃん用品全般を扱う

現在の赤ちゃんデパート河田と致しました。

二代目が販売を開始した当初、まだ一般的とされていなかった”チラシ”を

一つ一つ手作りで作成し、企業に配っていた現物です。

値段も白黒写真にもあじがあります…

 

さて、時代は現代。

籐の乳母車の需要がベビーカーに移り替わり、多くの籐職人が職を離れました。

日本で籐の乳母車を製造していた方も昨年遂に籐の乳母車の製造販売をやめ、

国内産の籐の乳母車はなくなってしまいました。

当店にある乳母車はその職人最後の品となります。

籐の乳母車は仕入れて売るだけ、ではありません。

仕入れ後、組み立てて販売しているのですが、その組み立て方法をご紹介致します!

 

【籐の乳母車の組み立て方法】

まず、当店ではペンキ塗りを行います。

ペンキを塗ることで、底面の針釘の錆を防止します。

また、目立つ色で着色することで、使用時に目立ち、安全性が高くなります。

 

次に、本体に車体を取り付けます。

この車体は必ず、乳母車の底の中央に取り付けるようにします。

※この取り付け位置が熟練の技!

 

次に、割足を車体の底に打ち込みます。

この時、割足が上部に当たらないように車体の板に突き刺さるようにU字に曲げることがポイントです。

 

 

車体が本体に取り付けられたら、次はハンドルを取り付けます。

上から見て枠の中央に来るように!ここにも熟練の技が光ります!

縛る時に使うのはもちろん、”籐”。

籐は乾燥しているととても硬いので、縛る前に水に浸し柔らかくしておくことが必要です。

湿らせて柔らかくした籐でゆるみの無いようにきつく縛ります。これが乾くと更に硬く、丈夫に仕上がります。

 

次に車体に車輪を取り付けます。

車輪の取り付け軸に座金を一つ取り付け、軸にグリスを塗り、その上から車輪を入れ、座金を入れます。

上からわりぴんをさし、車輪が抜けないようにします。

この時、割りピンの先は車軸に絡むように曲げ、曲げた先は危ないので、プライヤーできつく締めます。

安全第一!

 

最後に、本体の底に御座を鋲で打ち付けます(10箇所)

 

これで籐の乳母車の完成です!

これはもはや製造業といっても過言ではない!(笑)

昔は一家に一台あった乳母車ですが、現在では保育園や一部のお家でのみ見かけるものになりました。

何世代にわたって使用できる丈夫さや利便性を考えると、籐の乳母車はなくしてしまうには勿体ない。

河田では、籐の乳母車の技術が途絶えてしまう事の無いよう、

どうにかしてこの素晴らしい技術を次世代に残せるよう画策しております。

皆様に良いご報告が出来るようになりましたらまたご紹介させていただきますね!

※店頭にはまだ数台在庫がございますので、是非一度ご覧にいらしてください!

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